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01) WebDAV(ファイル共有システム)の設定

WebDAVとは

WebDAVとは、インターネットでWebアクセスに使われる標準プロトコル「HTTP」を利用して、ファイル共有を可能にする仕組みです。
ご利用PC(Windows)のフォルダなどから、任意のファイルをアップロードし、複数の利用者で共有することができます。

webサーバーを、ファイルサーバーとして利用する事ができる為非常に便利ですが、その反面、誰にでも利用されてしまうと、サーバー動作やサーバー容量をすぐに圧迫する事になるので、その利用についてはしっかりとしたセキュリティを設定する必要があります。

設定したWebDAVディレクトリへのアクセスには、必ずIDとパスワードによるベーシック認証とSSLを設定する事をお薦めいたします。
このマニュアルページでご案内するWebDAVの設定については、IDとパスワードによるベーシック認証と、SSL経由でのアクセスを設定する方法でご案内させて頂きます。

WebDAVの利用設定

WebDAVを利用するには、「httpd.conf」ファイルを編集する必要があります。
「httpd.conf」ファイルは、非常に重要なサーバー設定ファイルであり、記述に誤りがあると、サーバー全体が起動できなくなる場合がございますので、作業前には、必ずバックアップを作成して頂くことをお薦め致します。

WebDAV専用ディレクトリの作成
まず、WebDAVとして利用する為のディレクトリを作成します。 webサーバー全体をWebDAV化するのはセキュリティ上好ましくないので、必ずWebDAV用のディレクトリを任意で作成するようにして下さい。
このマニュアルページでは、「webdav」というディレクトリをWebDAVで使うディレクトリとしています。
お客さま側で設定されるディレクトリ名に合わせて読み替えてご利用下さい。
ディレクトリを作成するのは、ドキュメントルート以下になりますので、「/www/htdocs/webdav」に作成します。
# mkdir /www/htdocs/webdav

WebDAVで利用するディレクトリの権限を「apache」に変更します。
# chown apache:apache /www/htdocs/webdav

WebDAVのセキュリティについて
WebDAVは、自由にファイル共有ができる為、不特定多数の人から利用されてしまうと、すぐにサーバーがパンクしてしまいます。
その為、WebDAVの利用については、ベーシック認証とSSLによるセキュリティ設定を行う事を推奨させて頂きます。
このマニュアルページでは、WebDAVを、ベーシック認証とSSL経由接続による設定方法をご案内させて頂きます。
webDAVのセキュリティ強化につきましては、他にも様々な方法がございます。
それらの方法につきましては、関連書籍や解説サイトをご参照頂けますようお願い致します。

WebDAV用のディレクトリにアクセスする際に、ベーシック認証が行われるように、ユーザIDとパスワードを作成します。
以下のコマンドを使って、「rapid」というユーザーにパスワードを作成します。
パスワードファイルは、「/etc/.htpasswd」に保存されます。
htpasswd -c /etc/.htpasswd rapid <Enter>

New password:パスワード <Enter>
Re-type new password:パスワードの再入力 <Enter>
Adding password for user rapid <Enter>

httpd.confファイルへの編集・追記
webdav利用の設定をhttpd.confファイルに、編集・追記します。
以下の部分を編集します。
【編集前】
#LoadModule dav_module modules/mod_dav.so
#LoadModule dav_fs_module modules/mod_dav_fs.so

【編集後】
LoadModule dav_module modules/mod_dav.so
LoadModule dav_fs_module modules/mod_dav_fs.so

次に、httpd.confファイルの最下部に以下を追記します。
以下の記述は、「/var/www/html/webdav」ディレクトリで、WebDAV利用を有効にし、そのディレクトリへのアクセスは、SSL経由で行い、ベーシックに認証により「/etc/.htpasswd」に記述したユーザーとパスワードが必要である。 さらに、「/var/www/html/webdav」ディレクトリへのアクセスは必ずSSL経由で行われる、という仕様の記述になります。
#wevdav
<Directory /var/www/html/webdav>
Dav On
SSLRequireSSL
AuthType        Basic
AuthName        "Login WebDAV"
AuthUserFile    "/etc/.htpasswd"
Require valid-user
</Directory>
<VirtualHost *:80>
    Redirect /webdav https://ドメイン名/webdav
</VirtualHost>

上記の記述を行った後、必ず以下のコマンドでApacheの再起動を行って下さい。
# restart_apache

以上で、WebDAVの設定は完了です。

WebDAVへの接続設定

ご利用PC(Windows)からWebDAVに接続する為の設定を以下にご案内させて頂きます。

まず、ご利用PC(Windows)のスタートメニューをクリックして下さい。
すると、以下のようなメニューが表示されます。
このメニューの中から、「マイネットワーク」をクリックしてください。


下図のようなウィンドウが開きますので、図にある「ネットワークプレースを追加する」をクリックしてください。


「ネットワークプレースの追加ウィザードの開始」が表示されます。
「次へ」のボタンを押して、設定を進めます。


ネットワークプレースを作成する場所を指定します。
このままの設定で作業を進めますので、「次へ」のボタンを押してください。


作成するネットワークプレースのアドレスを指定します。
必ず「https://」から記述してください。
https://ドメイン名/webdav設定ディレクトリ と記述してください。


上記のURLを記述して「次へ」ボタンを押すと、以下のようなウィンドウが表示されます。
SSL経由でwebdavに接続しますので、セキュリティの確認を求められます。
「はい」をクリックして、設定を進めてください。


すると、webdav用のディレクトリに設定したベーシック認証の入力ウィンドウが開きます。
設定したIDとパスワードを入力して「OK」ボタンを押してください。

次に、設定したネットワークプレースの管理上の名称を付けます。
ご利用PCでの管理上のもので、実際のwebdav設定には影響しませんので、自由に付けてかまいません。
管理名を記入したら、「次へ」ボタンを押します。

以上でネットワークプレースの追加作業は完了です。
「次へ」ボタンを押してください。
この時、下図のように「完了をクリックしたときにネットワークプレースを開く」にチェックが入っていた場合、追加したネッツワークプレースに接続されます。


WebDAVへの接続方法
前述のWebDAVへの接続設定が完了していれば、「マイネットワーク」を開いた時、下図のように、追加したネットワークプレースが表示されます。


追加したネットワーク名をダブルクリックすると、接続する事が可能です。
接続する際には、下図のようなセキュリティ確認が再度表示される場合がありますので、設定時と同様に「はい」を 選択して、接続を行って下さい。
ベーシック認証のウィンドウが開く場合も、同様に入力して下さい。


接続が正常に完了すれば、以下のように接続ディレクトリが表示されます。


WebDAVの利用方法

WebDAVのネットワークをご利用PCに設定すると、PC上からサーバーのWebDAVディレクトリを、フォルダのように利用する事が可能です。
PC上にある大容量のデーターや多数のファイルを簡単にサーバー上にアップし、WebDAVへのログイン情報を共有したユーザー間で、データーやファイルの共有をする事が可能です。

WebDAVディレクトリへのデーターアップロードは、PCで行うファイルのドラック&ドロップで可能です。


WebDAVディレクトリにアップロードされたファイルは、ドラック&ドロップでご自身のPCにコピー可能です。


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