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人と人とをつなぐ 「保険選びネット」
これからのWebのあり方とは?

バード財産コンサルタンツ様
株式会社バード財産コンサルタンツ 山浦邦夫様 ラピッドサイト 大澤貴行

株式会社バード財産コンサルタンツ様


株式会社バード財産コンサルタンツ
山浦邦夫氏 (右)

ラピッドサイト

大澤貴行 (左)

バード財産コンサルタンツは、不動産などの財産活用や企業再生などのコンサルティング業務を行うかたわら、インターネット上で各種情報を提供するサイト「バードレポート」や「保険選びネット」など、複数のサイトを運営している。特に「保険選びネット」は、All Aboutの「スーパーおすすめサイト2006」の総合大賞を受賞。

インターネットとの付き合い初めは安価なサーバー


保険選びネット

──  税理士事務所でありながら、税務申告業務などは行っていらっしゃらないようなのですが、まず最初に御社の業務内容をお聞かせください。


「バード財産コンサルタンツ」山浦氏(以下、山浦氏)
弊社の業務は主に3つあります。1つは財産に関するコンサルティングです。具体的には、企業再生事案や不動産事案に関するコンサルティング業務です。2つ目は不動産事業者向けのFAXレポートの提供。これは月に8回、A4版のFAXを送信して、月々2,100円の利用料をいただくというものです。そして3つ目が、インターネットで行っている「保険選びネット」などの運営です。


──  なるほど。御社が業務の中でインターネットを活用し始めたのは、どんなことがキッカケだったのでしょうか?


山浦氏
最初にインターネットと関わったのが、 FAX レポートの提供に関する業務からです。当初は、新規購読者を獲得するために、ダイレクトメールを送付していました。 1 回で 6〜7 万部のダイレクトメールを送付し、 700〜800 のレスポンスがあるといった感じでした。そこで、インターネットが普及し始めたことを受け、 1999 年から、ホームページを作成し、配信から 2 年経過したバックナンバーを掲載し始めました。もちろん、このサイトの訪問者をメールマガジンの読者にして、最終的に有料会員になってもらうことが目的です。


──  反響はいかがでしたか?


山浦氏
当初はダイレクトメールと平行して勧誘活動を行っていましたが、昨年から明らかにインターネットからの申し込みが増えました。現在ではダイレクトメールの送信はやめています。ただ、インターネット上にある情報は今でもバックナンバーのみで、最新の情報は FAX のみでの提供です。申し込みもインターネットから PDF をダウンロードし、 FAX で送信してもらうという形で、相変わらずです(笑)。


──  なるほど。バードレポートの場合は、ウェブサイトそのものでサービスを提供しようというのではなく、FAXレポートの購読者を増やすための手段のひとつだったわけですね。


山浦氏
はい。 Web 上にはバックナンバーのデータを置いておきさえすれば良かったので、選んだサーバーも一番安いところでした(笑)。ところが、後にその当時利用していた業者がアイルという業者に吸収されたのです。そうしたら徐々にサービスが良くなっていったのを実感したんです。あぁ、やっぱり大手はサービスが違うなと。

保険を扱うサイトだけにサーバーにも安心を求める


──  そこで「保険選びネット」の開設では大手を選ぼうと?


山浦氏
そうですね。サービス面での期待もありますが、やはり安心感を得たいという気持ちもあり、大手で評判の良かったラピッドサイトを選びました。最初に契約したのは普通の共用サーバーだったかな。実をいうと、「保険選びネット」は半分趣味で始めたようなサイトだったので、それほど大きなサーバー容量も必要なかったし、高度な機能も必要なかった。もちろん、私自身がサーバーについて詳しくなかったので、手軽でかつ安心して利用できるということでラピッドサイトの共用サーバーを選んだのだと思います。


──  今ではVPSを利用されておられますが、VPSに変更するキッカケは何だったのでしょうか?


山浦氏
まずひとつの理由が、「保険選びネット」へのアクセス数が大きく伸びてきて、データの転送量制限を超えてしまったこと。超過分は別料金だったので、コストが高くなってしまうのを抑えたかったからです。そしてもうひとつが、バーチャルドメインを活用できることです。「バードレポート」や「保険選びネット」の他にもいくつかのサイトを運営していたので、 1 つのサーバーにまとめることで利便性が向上しますし、新しいサイトを立ち上げる場合でも、柔軟に対応できますから。


──  実際にご使用なられての感想はいかがですか?


バックアップ 山浦氏
やはりサポートがしっかりしていると感じました。 VPS に移行する作業も、最初は「難しいのでは」というイメージでしたが、しっかりとサポートしてくれたので、無事自分で完了することができました。また、バックアップ体制の充実も非常に大きな安心感につながります。「保険選びネット」では CGI を活用して運営している部分もあり、アクセスが集中すると CGI が飛んでしまうことがあります。そこで怖いのがデータの消失ですよね。たとえば掲示板も CGI で動いていますが、そこへの書き込み、コメントもサイトにとって非常に重要な情報資産です。当然、ユーザーが書き込んでくれたデータはサーバーだけにしか蓄積されませんから、「ラピッドサイト」のように、 3 種類のバックアップ方法が標準で実装されていることは安心感が違います。実際、これまでに CGI が飛んでデータが消失するという事件が何度かあったのです。当時はデータの復旧は自分で行わなければなりませんでした。当然電話をして方法をサポートの方から聞くのですが、ひとつひとつ丁寧に教えてくれるんです。おそらく、そのときの担当の方は自分がやった方が早いと思ったでしょうし、私もとにかく早く復旧させてくれという思いでしたが、そのとき辛抱強く指導してくれたおかげで自分のためになったと思います。すばらしいサポートだと感じました。


──  なるほど。保険を扱っているサイトなだけに、信頼性は大事ですよね。万全の保証が備わっているということでしょうか(笑)


山浦氏
そうかもしれませんね(笑)。もちろん価格が安いのに越したことはありませんが、サーバー選びには安心感も重要だと思います。そういった意味では保険も同じかもしれません。

「スーパーおすすめサイト 2006」で大賞を受賞


対談風景

──  その「保険選びネット」がAll Aboutの「スーパーおすすめサイト2006」で総合大賞と、チャネル賞を受賞しました。


山浦氏
率直にありがたいと思っています。逆によくウチのサイトが受賞したなぁとビックリしましたよ。ただ、「保険選びネット」には、非常に多くの情報が集まっています。その情報というのは、保険会社から送られてきたものではなく、独自に調査したもので、保険のプロの方に書いていただいたり、掲示板などに識者の方々から有益な情報を自由に書き込んでいただいたりしたものが、コンテンツとして存在しています。細分化されてわかりにくくなった生命保険を、その膨大な情報量をもとに、徹底的に比較したところがユーザーに受け入れられたのではないでしょうか。


──  サイト構築にあたり苦労した点などはありましたか?


山浦氏
それはもうたくさん(笑)。ひとつの保険商品に対して良い部分悪い部分全てを網羅しているため、保険会社からは全く協力を得られなかった部分もありますし、開設当初は原稿料やシステム構築などで赤字続きでした。趣味だからと半ばあきらめていたときもありましたね(笑)。ただ、しばらくしてからは、直接の広告を持っていないこのサイトでも、 Google アドセンスやアフィリエイトなどを通じて収入が入ってくるようになりました。キチッとした情報を提供すればそれに見合ったお金が入ってくる、ということが徐々に実感できました。知識や情報を持った人が、他の人のために報酬を伴いながら役立てられる環境が整ってきているんだと思います。

「ラピッドサイト」大澤(以下、大澤)

「保険選びネット」さんの受賞の話を聞いたとき、正直、本当に嬉しかったんですよね。弊社はラピッドサイトというブランドでホスティング業務を運営していますが、お客さまがビジネスで成功していただくことを目的としています。ですので、 All About で大賞を受賞した、言い換えれば日本一のサイトがラピッドサイトを使っていただいていると言うことは素直に嬉しいと感じました。極端な話、弊社側からするとサーバー使用料さえいただければ、何をしてもらっても関係ないという部分はあると思います。でも、それでは面白くありません。もちろん、弊社のシステムに関してお褒めの言葉をいただければ嬉しいですが、お客さまがビジネス的に成功して喜んでくれる方が、弊社としてもさらに嬉しいことなんです。



──  なるほど。喜びを共有し合えることが大切、ということですね。


大澤
まさに、そうですね。弊社の根本の発想というのが、「本業に集中してください」というところなんです。やっぱりお客さまには成功していただくことが、弊社の喜びでもありますので、極力お客さまの余計な労力を取り除くためのサービスなんです。先ほどおっしゃられた、バックアップや設定代行のサービスも根本的な発想はそこにあるのです。ただ、ホスティングのサービスも非常に細分化されてきておりますので、お客さまとサービスのミスマッチというのが不本意ながらあると思います。「保険選びネット」さんのホスティング版のようなサイトがあるとありがたいんですが(笑)。

受賞の核心はWeb2.0の考え方


山浦氏
「保険選びネット」は保険選びのプロとユーザーをつなげることで、ユーザーも幸せになれるし、保険選びのプロも仕事の場として活用できるサイトです。プロからすると、実名を明かした時点で責任が発生しますので、いい加減なことは書けなくなり、結果として内容の濃い情報が集まります。ユーザーからすると「保険選びネット」をセカンドオピニオン的な存在として活用することができます。もしそこで保険の契約につながれば、双方にとってメリットが生じるわけです。これから保険に限らず様々なサービスがより細分化していくなかで、このようなサイトの必要性は大きくなっていくのではないでしょうか。

大澤
確かにそうですね。自分で様々な情報を見比べて選択できる人にとって、多くの情報を得られる Web は非常に有効なツールですが、情報が多すぎることにより混乱する人も出てくると思います。 Web が一般化するにつれ、よりそれが顕著になるでしょうね。そういう意味でも、今後、必要なところに必要な情報を提供するコンシェルジュの様なサイトが確実に必要となってくると私も思います。

山浦氏
結局、人と人とを結びつけるところが Web の役割ではないでしょうか。プロはたくさんいる。そしてプロに相談したい人もたくさんいる。でもどこにいるのかわからない。それをつなげることができるのが、 Web なんでしょうね。

大澤
お話を聞いていると、「保険選びネット」の仕組みや考え方は、ものすごく Web2.0 のど真ん中ですよね。

山浦氏
見た目は全然ですけどね(笑)。「 web の進化から取り残された化石の様なサイト」なんて評価もされるくらい、デザイン性に乏しいサイトでしたから(笑)。

大澤
でも、大賞を取った本当の理由がわかりました。審査員の方のコメントには、情報量がものすごい、といったものもありました。確かにそうは思いましたが、やはりサイト自体の考え方が違うなということを、お話を伺って実感できました。これからの Web の方向性を見ることができたような気がします。こんなお客さまにご利用いただいて、本当に光栄です!


──  本日は貴重なお話、ありがとうございました。


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